GALLERY

 永平開山行状記図欄間 後半

   4 大悟

大悟

如浄禅師のもとで座禅修行に励む道元禅師。
ある日、座禅修行中一人の僧が居眠りを始めました。
すると、如浄禅師は「坐禅は、身心脱落でなければならい!
 居眠りするとは何事か!」と叱りました。
まさに其の時、道元禅師は大きく悟りを得たのであります。


   5 一葉観音

一葉観音

印可をうけ帰国の途中、暴風雨に遭遇した道元禅師。
船上で祈ると蓮の花に乗った観世音菩薩が現れて
風雨を鎮め無事帰国することができました。

唐の時代に王維が帰国する阿倍仲麻呂に送った詩の中にも
 鰲身映天黒 魚眼射波紅
波間に大海亀の甲が大空を背景に黒く見え
大魚の眼光は波頭を射るやうに紅く輝く
などとあり当時の航海は困難を極めました。


   6 建立

建立

寛元二年(1244年)現在の永平寺の地に大仏寺の建設が始まりました。
寛元四年の六月に永平寺と改称され現在に至っています。



前半へ

  ・永平開山行状記図欄間 前半へ

本堂略図


四神図幕板
  ・四神図幕板

龍図彫刻(下絵)
  ・双龍図欄間(下絵)

法輪
  ・大法輪

永平開山行状記彫刻(下絵)
  ・永平開山行状記図欄間(下絵)

雲幕板
  ・雲幕板